ecology
紙は木からできている、紙の消費は森の消滅!
↑アースデイ東京2010@代々木公園
日本は、アメリカ、中国に続き世界第3位の紙消費大国。
1人当たりの消費量をA4コピー用紙に換算すると1日に約130枚分です。これらの需要をまかなうためにタスマニアやスマトラの森が伐採されています。例えばタスマニアの森林伐採の90%が日本に木材チップとして輸出され、それがコピー用紙やティッシュになって市場に出回っています。
森林伐採をとめるには紙の消費をおさえることです。そのためにひとり々ができることを考えてみました。
●裏面未使用のコピー用紙はまずメモ紙に!
これはだれもがやっていますよね。メモ紙はバインダーにはさんで使っていますか?それともクリップでとめるだけ?
こんなもの↓はどうですか?こんなメモパッドがあると裏紙使用も楽しくなります。コピー用紙やチラシなど、裏面が白い紙ならなんでも小さく切ってメモパッドにはさもう! 意外に見落としがちなのが、封筒。糊づけ部分をはがせば裏面がメモ紙としてりっぱに使えます。
←コピー用紙は小さく切って、パンチングで2カ所に穴を開け、台座においてヒモをとおす。押さえの上でヒモを結んでできあがり。このメモパッドは、現在日本和紙造形研究所で製作中。
●コピー用紙は裏面にも印刷しよう!
会社などでは、コピー用紙をメモ紙にするだけでは使い切れないはず。もちろん裏面も印刷に使っていることと思います。一度、印刷したコピー用紙は丸まってしまうので、裏面を印刷するときに紙づまりになってしまったという経験が一度や二度はあるのでは? そんなときはクリアファイルに小分けしておくと、平らになるので使いやすくなります。裏面も使ってしまったコピー用紙は当然、資源ゴミにだすことになりますが、もしあればシュレッダーにかけてクッション綿にしてはどうでしょう。少しへたってきたクッションの補充に最適!また、紙袋に小分けして梱包材にとっておいてもいいかもしれません。
●“和紙好き”なら、プリンターは顔料インクを!
インクジェットプリンターは染料インクと顔料インクの2種類あります。染料インクのプリンターでコピー用紙に印刷するとにじみがでますが、顔料インクではきれいに印字できます。ですので、コピー用紙やチラシの裏面を印刷用紙として使いたいのなら、顔料インクのプリンターがいいです。ちなみに和紙好きにとっても、顔料インクプリンターは必需品です。手漉き和紙にだって、ばりばり印刷してくれるから。
これは「アースデイ東京2010」の記者発表で来場者に配布した酒です。加藤登起子さん自筆の題字を顔料インクのプリンターで印刷。中身はこのためにボランティアによって米作りからはじめ、寺田本家で仕込まれた自然酒。
「捨てる紙あれば、拾う紙あり!」
それでも使い切れない裏面未使用のコピー用紙を回収しています。個人情報の記載したものは受け取れません。こちらでは、必要のない方からほしい方へ橋渡しするのが役目で、日本和紙造形研究所で再資源化するものではありません。
回収する紙は●コピー用紙・チラシなど |
用途コピー用紙やメモ紙として使いたい方に、 |
送付方法まず、こちらにご一報ください。 |
ほしい方はこちらにご一報ください。info@washizokei.jp
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